お茶をたてるのって面白い!

3月26日午後のTree&Tree本郷真砂には、文京区在住の宗編流 髙木宗幸先生がいらしてくださり、子供達にお茶の体験の機会を提供くださいました。お着物をお召しの髙木先生がいらして、お部屋の準備を始めると、少しずつ雰囲気がお茶室に近づき、ギャハハ―と騒いでいる子供達の間にも少しずつピリッとした空気が漂いました。壁に掛け軸をかけ花瓶に椿を生けるとグッとお茶室モードに。紺色の毛氈の上に正座を始めた子供達、やはり数分でモゾモゾになってしまう子供も。髙木先生から、普段のおやつタイムとはちょっと異なるお茶のお作法のお話を聞いたあとは、実際に和菓子、お抹茶をいただくことにもチャレンジしました。みんなで和菓子をいただく際に、和菓子を運ぶお作法、和菓子をいただくときの周囲への配慮や感謝の気持ちを表すお作法、和菓子を器からお箸を用いていただくお作法、一つ一つに美しさが存在することを、先生方のお見本に習いながら、感じ取っていました。「お抹茶をたててみたい人は?」と聞くと全員から手が上がりました!いつものお菓子タイムより、おそらくやや窮屈で緊張した時間のはずですが、珍しさや新鮮さ、そして美しさに気づいた子供達は、思ったより大人しく髙木先生のご指導を聞きながら、お抹茶をたてることにチャレンジできました。最後に感想を聞くと「(たててもらったお茶よりも)自分でたてたお茶の方が美味しかった!」ですって!!吸収力のあるこの年齢で、気軽にお抹茶体験のできる時間は、とても貴重だったはずです。これを機に、茶道の世界にどんどん興味を持つ子供も出てくるのではないでしょうか?日本の伝統文化の美しさを愛でながら、そして子供達の最高の楽しみである美味しい和菓子もいただくこともできた、とても幸せなお茶体験お時間となりました。髙木先生に感謝申し上げます。