水性ペンで色マジックに成功!

3月2日のTree&Tree本郷真砂では、櫛山先生による理科実験が開催されました。今回はクロマトグラフィーにチャレンジ!カラフルな色ペンの中からそれぞれ好きな色を選んで、コーヒーフィルターに点を描いて、水につけると、、、みるみるうちに色が伸びて、ペンで使う色とは異なる色がどんどん現れてきました。どうして違う色がでてくるのだろう?1つの色はいろんな色からできてるのかなあ、と疑問がたくさん出てきました。色のもとになる素材の中には、紙と強くくっつくものと、弱くくっつくものがあり、その違いが、水につけた時に現れるスピードの差になり、色が分かれて見えること、櫛山先生が丁寧に解説くださいました。フィルターからいろんな色が現れるマジックはきれいで、魅力にとりつかれた子供達は、どんどんいろんなペンで実験を繰り返しました。さらに、コーヒーフィルターだとうまくいったのに、コピー用紙だと、色がうまく現れなかったり、違うメーカーのコーヒーフィルターだと、色の現れる速度が違ったりと、紙によっても差があることも発見できました。そして最後には、水だと色が現れなかった油性ペンを、アルコールやアンモニア水を使って分離の様子を観察しました。クロマトグラフィーの実験自体は高校理科の学習指導要領内でも言及されているレベルとのことですが、身近な素材で楽しみながら演出を工夫くださる櫛山先生のおかげで、小学生でも触れることができました。水性ペンと油性ペンの違いやその性質を知ることで、身近な道具の中身は理科の要素がいっぱい詰まっていることを、5感を駆使しながら気づくことができたと思います。櫛山先生、有難うございました!